都市ガスボイラは、燃焼性に優れ、高効率かつ取り扱いが容易です。
都市ガスボイラは、燃焼効率の高い天然ガスと負荷に応じた高効率運転により、従来の油ボイラに比べて省エネルギー性に優れています。
都市ガスボイラは広い燃焼制御範囲(高ターンダウン)が実現できるので、負荷率の低い領域での効率がアップします。
またススによるボイラ効率の低下もないため、ボイラ効率の低下が抑えられます。
都市ガスは、消防法上の危険物規制がなく、導管供給であるため、油量の管理や受け入れ立会いなどがありません。 また、バーナーノズルチップの交換や燃料配管のメンテナンスがないため、ボイラ管理も著しく軽減されて、早朝出勤や残業も少なくなります。
ボイラおよび圧力容器に関する制約のもと貫流ボイラ、小型貫流ボイラは、伝熱面積に応じて取扱者の適用区分が設けられています。
ガスボイラの魅力はコンパクトなパッケージング。
導管供給によりタンクローリーの駐車スペースが要らず、燃料貯蔵タンクのためのスペースも不要になるため、余剰スペースを有効に利用できます。
また油ボイラは地下貯蔵タンク・地下埋設配管の漏れ点検が※一年に一回必要となります。(一定の条件を満たす場合は3年に1回延長可能)
※消防庁「地下貯蔵タンク等及び移動貯蔵タンクの漏れの点検に関わる運用上の指針について」
地下タンク貯蔵所があるとタンク上面の保安空地と受入用空地が必要です。 油サブタンク撤去やボイラの小型化により生まれるスペースは、会議室や倉庫などに活用できます。 駐車場や厚生施設にも使用でき、土地の有効利用ができます。
危険物貯蔵スペースやローリー駐車スペースが不要で、ボイラの設置場所にも制限が少なくなるため、敷地の有効利用や空間のレイアウト変更が自由にできます。