優れたリノベーション事例を表彰する「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2019」（リノベーション協議会主催）の授賞式が12/12に行われ、応募数過去最多の97社・279作品の中から当社が参画する「鹿児島断熱賃貸～エコリノベ実証実験プロジェクト～」が最高賞の総合グランプリに選ばれました。

同プロジェクトは当社と建設会社の大城（鹿児島市）、エネルギーまちづくり社（東京都港区）の３者が連携し、鹿児島市内の築38年の賃貸集合住宅で長年空室だった2戸に断熱を軸とした省エネ改修「エコリノベーション」を実施。断熱施工後は冬の体感温度13度以上を保つ外皮性能グレード「ＨＥＡＴ２０Ｇ２」レベルを実現し、同じ建物内の無断熱住戸に比べて体感温度を３・１度上昇させ、さらに電気使用量も３０％削減できました。 同物件は実証のため当社が取得。既に改修を施した２戸は入居しており、今後は物件自体の売却を行って参ります。

本プロジェクトの背景には空室対策があります。建物本体の性能向上で快適性だけでなく、光熱費削減やヒートショック予防など健康面にも良好な環境を整え、入居者に長く住み続けてもらえることが狙いです。さらに入居者、賃貸オーナー、地域のそれぞれにメリットをもたらす好循環を形成することを目指しています。

当社はエコリノベーションを地域の不動産会社や建設会社に広め、事業柱の一つである「快適空間創造事業」の発展を通した地域社会への貢献に取り組んで参ります。